古本屋さんで思い出しましたが・・・

 今朝の「ブックレビュー」に直木賞受賞作家の出久根達郎さんが出演。
長年古本屋さんを経営されていて(今は閉店されています)
自伝小説三部作の完結編「逢わばや見ばや 完結編」を出されたお話など面白いお話が聞けました。

 ”古本屋”さんと聞けば、私の頭には『山口(やぐち)書店』言う店名が浮かびます、すぐに。
いまだに覚えているので、自分でも驚きました。
丁度イズーさんのサイトで「日本人の好きな美男美女」と言う話が書かれていて
コメントに「ジェラール・フィリップとアヌーク・エーメ」と書いた事で
”古本屋=ジェラーフ・フィリップ”が浮かんだので書いています。

22,3歳の頃、ファッション雑誌にフランスの女の子の部屋が載せてあり
その部屋の壁に貼られていた映画「愛人ジュリエット」の時のジェラール・フィリップのスナップ写真を見て突然彼に恋をしてしまったんです。
それまでにも山の様に彼の写真を雑誌で見た事もあったのに、です。
ジェラール・フィリップ=「肉体の悪魔」みたなイメージもあって
『あー、色っぽいんでしょ、ハンサムなんでしょ、名優なんでしょ、ハイ、ハイ』
みたいな気持ちがあって・・・・正直「だから?」と言う感じでしか無かったんです。
映画も見た事無かったし。
でも、あの写真は衝撃的でした。完全に、降参、ため息、骨抜き、崩れ落ち・・・(?)
それから映画を見る事になるのですが、当然彼の事を知る為に本なども読むわけです。
そこで探したのが奥さんアンヌの書いた「ためいきのとき」です。
今の様にインターネットなど無い時代ですからね・・・・・・
まず出版社に電話をかけます。
当時からでもかなり古い本なので「あーもう在庫もないです」と言う返事をもらうわけです。
ところが電話を取って話をされている方の後ろから誰かが言っているらしいのです。
「山口書店で見たけど・・・2,3日前・・・・」と。
電話に出られた方が
「今、うちの者が数日前古本屋で見た、と言っているので、そこへ電話をかけてみられたら・・・」
と、その古本屋 山口書店の電話番号を教えてくれたんです。
すぐに電話をかけると
「あージェラール・フィリップの奥さんのね。ありますよ。ちょっと待ってね。(店員に確認させる)
2冊あるんですけれど、どっちにします?
表紙がちょっと破けているから少し安いのと、まぁ・・きれいな方と?」
と聞かれまして、アッと言う間に『お買い上げ~!』です。もちろん、きれいな方を。
この購入劇に携わって下さった方、この時点で4名様です。心から感謝致します。

確か以前にこここに書いたけれど映画「普通の人々」の封切を見た当時
原作本を探すために本屋さんの店員さんに
「映画「普通の人々」の原作を探しているのですが?」と尋ねると
そのタイトルでの出版は無い、と言われて、原題を覚えていない私がいけないか・・・と思った時
対応している人の後ろでデスクワークをしていた女性店員の方が
「えっと・・・あれはね・・・確か・・・・「アメリカの・・・・ありふれた朝」かなんかだったよ、タイトル」
と言われ、調べてもらって本が見つかり、買って帰ったと言う事もありました。

昔の話を書きました。
でも、今だから、こう言う事が起きない、とは思いません。
本が好きで本屋さんで働いている方々が沢山いらっしゃる事と思います。
がんばってくださいね!
出久根達郎さんは『古本屋で働いていたからそこで沢山本が読めて良かった』と言われ
学校行きたくて行かせて欲しい、と言った際雇われていた店主に「ここにある本が学校だ」
と言われた事が、『本当にそうだと思いました』と語ってあり
まさに、欲する人には、何処でも何からでも学ぶ事が出来るのだ、と思いました。
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by mercedes88 | 2007-04-01 13:17 | 映画
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