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数字と色で遊ぶ:『今日早退させてください』

私は時々数字で『程度』をあらわす事がある。
たとえば痛みについて。
鼻炎の辛さ(今は治っているが)について。
お腹の空腹について。
しかしそれにはやや問題があった。

私は小食で1度に沢山食べれないから、ランチを12時に食べていても
4時ごろになるとモーレツ(すっごいレトロな言葉)にお腹が減っている。
言葉で表せば『倒れそぉ~』 『手が震える・・・低血糖かも・・・』 『クラクラして来た』
たとえば1がハンストでドクターストップがかかる程度とすると
私の『倒れそぉ~』は3くらいで私にすればかなり厳しい状態だ。
しかし普通の人はランチをきちんと食べているので、たとえ『私も』と賛同してくれても
決してそれが数字で表すところの3ではない気がする。
と、言うのも仕事が終わり、職場の会食で実際食物を口に入れるまで
たとえば1時間あるとすると、私は絶対倒れている。(大げさだ、ホント私って)
だから私はいつも会食の前に、何かを食べていた。(ただ卑しいと言うだけかも)

空腹3の程度がどれ程深刻なのか人に理解して欲しい、とよく思っていた。

かれこれ4,5年ほど前。
同僚らとランチを食べ終わり休憩していたら取引先の会社から差し入れを頂いた。
流行のケーキ屋さんのシュークリーム。
私は当然食べれる状態ではないので、仕事が終って食べる事にした。
他の同僚達は早速食べている。
その中の1人がつぶやいた。
「今はいいんだけれど、20分くらいすると
『あー苦しくて動くのツライ~イ!後で食べることにすれば良かったー!』
って後悔するのよねぇ~」
私は彼女に言った。
「たとえばさぁ、食べ過ぎの域に達すると体がだんだん緑色になっていくのなんてどう?
手や腕が少し黄緑色になってきたら、『あぁ・・この辺で止めとかなくちゃ』とか分って
20分後の後悔なんてしなくなるの」
私は冗談で言ったが、彼女は笑顔で言った。
「メルセデスさんは緑色がいいんですか?私はピンク色がイイなぁ~」
「うん、緑。なんでだろうなぁ・・・・。
思うけれど痛い所もさぁ 少し痛いと黄色で中間くらいがオレンジ、痛みで気を失うくらいが赤で
皮膚の色が変化してくれたら良いと思わない?」
彼女は笑いながら言った。
「仮病で早退なんか出来ませんね」
「出来ない。見せなきゃダメなの。『スミマセン、お腹痛いんです、このくらい』って見せて許可もらうの」
同僚は横にいた同い年の子と一緒にケラケラ笑いだした。
「お腹見せるのヤダァー!」
「でも数字よりいいと思わない?『スミマセン、今日お腹が1から10までの8くらい痛いので早退します』なんて言っても、社長の8と私の8が同じ程度じゃないと困るじゃない?
でも色だったら体が自然に色出すんだから、もうそれは文句のつけようが無い、ねっ?ダメかな?」

若い同僚2人はその話にも笑っていたが
結構イイアイディアと思うのは、やはり ワ タ シ だけだな。
(アイディア良くても実現化しないしなぁ・・・)
by mercedes88 | 2007-05-05 00:37 | 日記
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