映画の話をしよう

いつもお邪魔しているブログ「漂着の浜辺から」のshigeyukiさんの最近の記事に
黒澤明監督作品「デルス・ウザーラ」の事が書かれていたので
当時の事を思い出して懐かしくなりました。
良い作品でしたので。

私がまだ10代の頃は映画館で質の良い映画が見れました。
いろいろな企画も多く、「○○週間」「x x 監督特集」そして「フィルム・マラソン」など
若いエネルギーをフルに使って映画館をハシゴしていた時代。
映画会社は、今の様に興行見込みのある作品は劇場で、後はDVDで発売して・・・
と言う感じのビジネスではなかっただろうし
あれもこれも買って帰るという事など出来ない時代だったと思います。
だからこそ質の良い映画を選び劇場公開されていたのだと思います。
選ばすして良い作品を見ることが出来た時代、私はラッキーだったようです。
しかし良い作品を”良い作品”として見れる目と心は養われなかった気がしますが・・・。

デートで映画に行こう、と言われ
『「像物語」見ようか?』と言われた時、心の中で
ー冗談じゃないよ、今なら「地獄の黙示録」だろ、オイ!-
と思い、正直にそれを言ってしまって、思いっきりフラれた事、今思い出しました。
さらに、知り合いの女性に「今良い映画ってあってる?」と聞かれたので
『あ、私は「霧の中の風景」を見たいと思っていますが・・・」と答えたら数日後
「教えてもらった映画、見たんだけれど、あれってデートで見る映画じゃないわね」と言われて
ーじゃ、この次は自分で探してくださいなっー
と思ったことも、思い出しました。
デートで映画ってダメです。デートならは”しゃべりたい”から。

私の街の映画館達は大きな橋を渡ったところにあります。
私はいつも、今から見る映画の事で胸をワクワクさせながら橋を歩きます。
・・・中日の、当時のエースピッチャー郭選手(こういう字かな)とすれ違った時
私は一瞬立ち止まったけれど、振り向きはしなかった
その先には、サラ・コナーを殺すため
未来から来たアンドロイドTー800”ターミネーター”との戦いが私には待っているのだから。
そして帰り。
再び橋を渡る私は
左右の手でピストルの形を作り”ピシュー ピシュピシュー”と言いながら大股で歩きたい衝動を
何とか無表情な表情を作る事だけに止めるのに非常に苦労した・・・
なんてことも・・・ありましたねー。
この話をした人にも、そういえばフラらたなぁ・・・・・。

映画館でしか映画を見れない時代は去りました。
それでも映画館で映画を見る為に、街へ出掛けるトキメキは忘れられません。
少し重めの扉を開けると、そこは違う世界。
いろいろな事が待ち受けいます。
街に戻ったらまた、映画館へ映画を見に出掛けたいですね。
何見ようかしら・・・・・。
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by mercedes88 | 2007-06-18 22:43 | 映画
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