学校の先生

学生時代には、絶対って言うくらい、ちょっと変わった先生が1人や2人いた。

中学の時の英語の先生。あだ名はある種類の鶏の名前。
彼は小柄で(私って優しいなぁ、カタカナ文字をあえて使わない・・・ってバレバレじゃん!)
頭の上からだと髪が見えないけれど、正面から顔を合わせると
ちゃんと耳のあたりに髪の存在を確認できる。

この先生は実にパワフル。英語のテストの時にあの先生の個性は炸裂する。
テストの時、教室に入ってくると適当に教室中を駆け回り答案用紙を配る。
「もらってません!」なんて声が上がると『どっかにあまっとる、ほらOOが2枚も持っとる!』
という感じ。
テストの途中で見回りに来て生徒の答案用紙をのぞき見る。
答えが間違っていると、黒板に答えを大声で言いながらでっかく書いて
「おい、XX,これが答えだ!分ったか!」と言って、教室を去っていく。
時々ワンポイント・レッスンもやってくれる。
テスト中の教室に入ってきて
「タンポポって単語知っとるか?ダンデライオンだ!覚えとけっ!」と大声で言って
黒板にDandelion とアンダーライン付きで書いて教室を立ち去る。
スリッパの音をパタパタさせて・・・。

私はいつも英語の試験の時は透明人間になりたい気分。
あの先生が見回りに来ても-神様、どうか私のテストはのぞかせないでください!-って思い。
でも、そういう気弱な生徒の弱みを見抜く技を持っているのか、ある時私のテストをのぞいた。
先生は生徒の名前を呼びながらいつも背中や肩をパンパン叩く。
これはバシッバシッ!という感じではなく
あくまでも「オイオイっ!」にやや力のこもった感じ。
『メルセデス、メルセデス、2番の3つ目間違っとるじゃないか!隣のOOに答見せてもらえ!』
隣のOOは 「はぁ!?」と叫び、先生は 「減るもんじゃないからいいじゃないか!」なんて
平気で言う。
もちろんカンニングさせないけれど、この会話の後に
『メルセデス、いいか、5番見ろ、5番見ろ、5番の問題をジーと見ろ。答えが書いてあるっ!』
本当にそこに答えが書いてあるからまた驚く。
実にエネルギッシュな先生だった。

もう1人英語の先生がいたのだけれど、その先生はなんだかすごく英語教育関係で
えらい先生らしく、発音も凄く良いらしいとの事だった。(まるで知らない人の如く書く)
1年習ったけれど、2学期頃からクラスメイトがその先生の事を”ばやい”と呼び始めた。
『そういうばやいだな・・・・』と言うらしい。
しかし私はいつも英語の授業中は緊張していて、先生の言葉使いなど気づきもしなかった。
3学期がもうじき終わる、という頃ようやくーああ、ほんとに”ばやい”って言ってるーって
ほとんど授業について行けてなかったのがこれでばれてしまった・・・・・。

あと1人歴史の先生。この先生は女性。
小柄な英語の先生とこの歴史の先生は、本人たちは全く思っていないだろうけれど
傍から見ると同じ色合いの先生みたいな気がする。
歴史の先生はやったら脱線が多い。
もちろん脱線は大歓迎の生徒達。いつもそれが楽しみで歴史の授業が待ち遠しかった。
ある時、歴史の先生が戦争の話を始めた。
この先生が薦められた。「パール・バックの『大地』くらい読んでおきなさい」と。
私はノートの端にーパール・バック「大地」-と小さく書いた。
脱線がさらに脱線して、いつしか小柄な英語の先生の話が出てきた。
英語の先生の生まれた年など言って、
ーちょっと違う時に生まれていたら戦争行ってた人なんだけれど
想像できる?あの先生がヘルメットかぶっている姿・・・-
私はノートの端に英語の先生の生まれた年を書き込んでいたら
ポカンと頭を叩かれて
「これはいいけど、余計な事まで書かきなさんなっ!」
これは恥ずかしかった。
でも、今思い出すと結構面白い話で、もっと細かく書きたいけれど
”いやぁーあの時代はあんな感じだったんですよ”みたいな事が
今は通用しない時代だから、この程度かし書けないのが残念。

小柄な英語の先生は無理かも知れないけれど、歴史の先生には会ってみたいなぁ。
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by mercedes88 | 2008-08-05 20:46 | 日記
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