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幾つかのこと

忙しくて、更新出来ないブログを閉じようと考えていた。
が、友人曰く 「老後読むときっと楽しいよ」
その老後があれば良いが・・・。


初めて就職した先へは今のJRで通勤していた。
家の近くの小さな駅にある日大型ポスターが貼られた。
キャッチ・コピー(と言うのですか)は
『懐かしい 初めて来たのに懐かしい』
ポスターの写真は、夕暮れ時の、何処かの町の風景。
「懐かしい・・・」の言葉と風景に惹かれた私は仕事の帰りに駅員さんに話しかける。
「あのポスター、はずされた後いただく事出来ますか?」
人の良い駅員さんは、とっといてあげるよ、と言ってくれて
数ヵ月後しばらく自分の部屋に貼っていた。

この手の事を私に教えてくれたのは中学の時の同級生。
駅のホームに貼ってある映画のポスターを良く取りに行く話を聞いた時
・・・そんな事やっているんだ、人は・・・
と思った。
彼は言った。
「黒のジャージ上下で出掛けるんだ」-ウェアーから楽しんでいる・・・と言う事だったのだろう。

昔、1年ほど2万円もしない一軒家に住んでいた時
バス停の近くに酒屋さんがあった。
ある日
スティングがベースを抱えてジャンプしている殆ど等身大と思われる広告が店先に出た。
すぐにお店に入ってお願いした。
「お店の前に出さなくなった時頂けますか?」
了解は得たが、店先でスティングがジャンプしている間に引っ越した。残念な事をした。

ブルーノートの杮落としにオスカー・ピーターソンさんが来る。
こんな人も、こんな人も来ます・・・と電車の中で初めてブルーノートのポスターを見た日。
隣に座っていたギルバートに言った。
「あのポスター、良いねぇ・・・」
比較的すいていた車内。
駅で止まった時ギルバートは立ち上がり、ポスターの下へ行き両手でそれを引っ張った。
びくともしなかった。
彼も私も、それ1度で諦めた。

映画「ホリデー」
冒頭の的を得たナレーション
数秒聴こえるジェームス・テイラーの歌声
”三銃士”
J・ブラックが言う「もしキミがメロディーなら・・・」 
キレイな曲が数秒流れ彼は言う「きれいな音だけ使ったよ」
そんな所だけ好き


仕事帰り
家の近くの駅の階段をホームから昇っていると前を昇るご老人
左手に持つ傘が私の顔の先に・・・。
思わず
「あの、傘の後ろ、危ないですよ」
と言ってしまって後悔した。
振り返られ仁王立ち・・・。
いつもの様に2段昇りをして急いで逃げた。
こういう事は見ないふりが良い世の中なんだろうか・・・浦島太郎はそう思った。
そして竜宮を懐かしく思い返した。

どうも・・・老後があるって気がしないのは、明日仕事だからか・・・・・。
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by mercedes88 | 2008-03-22 22:06 | 日記

無意味な走り

一ヶ月間も、更新もせず、放置しておりました。
お越しいただいた皆様に心からお詫びいたします。
ホーローしておりましたが、今は元気にキーボードを叩いております。

先日偶然ネットでサン・フランシスコのパシフィックハイツの風景を見ました。
すると、当然頭に浮かぶのはアメリカのドラマ「フルハウス」。
頭の中でテーマソングが流れ
上空高くから撮られた金門橋が流れる雲と一緒に見える・・・。

初めてアメリカへ行った時はジェット・コースターの乗る為のツアー、西海岸のみ。
30年前の事で・・・アメリカはまだ私の中では”憧れの国”。
一応ツアーなので、幾つかの遊園地へ行くついでに、観光地へも行く。
金門橋へも出掛けた。

観光なんてどうでもイイよ、早くコースター乗りたい!と言う気持ちを隠し
すました顔をして観光地をめぐる・・・。そして金門橋。

『20分後にここで皆さんご一緒のお写真を撮って、次の場所へ行来ます。
いいですか!20分にはここに戻ってくださいね!』
みたいな感じの、お約束の観光地めぐり。
どの位時間があったのはもう忘れたが、短い時間だった。
でも、私はとにかく金門橋の赤い色と青い空、そして青い海と緑木々になぜか感動して
橋を渡りたい、と強く思った。
もちろんそんな時間は無い。
で、走った。
ーとりあえず、橋の半分のところまで行こうー

一体何の意味があるのか!そこまで行ったとしても・・・・・。
そしてまた走って戻ってきて、集合写真に納まり、笑顔で「ハイ、チーズ」
(『アノ人は今』で使いたいくらいの言葉ですね、「ハイ、チーズ」)

橋から戻ると、羽田からリムジンで一緒だったツアー仲間が言った。
「走ってたけど、何で?」
私は答えた。
「分らない。でも、とにかく橋の半分のところまで行きたかったの」

集合写真で私は、何で走ったのか?と尋ねた仲間が
JALのスタッフに愛嬌振りまいて2個もらった、子供にしかくれないJALのバッジを
アーミージャケットの胸ポケットに付けて(^-^)な感じで写っている、と記憶している。

でもきっと、あの時は、走って橋の真ん中まで行く事が
自分のとっての、ここへ来た証拠作り、だったのでしょう。
今思い出すと、あまりに無意味で自分でもあきれるのですが
最近の自分を思うと
結構同じような事をやっている・・・・。
成長していないって事でしょうねぇ。

あと何回くらい 「半分のところまで走ろう」 なんて思うんだろうなぁ・・・。
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by mercedes88 | 2008-03-04 12:27 | 日記