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ビアガーデン

友人がビアガーデンに誘ってくれた昨夜。
夕刻、空が徐々に暗くなってきた。
大きくていかにも”さぁこれからだぜっ”という感じの雲が
見上げる空をズンズンと広がっている。

でも、ビアガーデンに着くと雲は白くて薄く切れ切れになり
テーブルを囲んだ知人達も 「良かった、降らずに」と笑顔に。
そして2時間の食べ放題タイムは始まった。

1時間目を過ぎた頃から、大粒の雨だれが時折落ちる。
それは降ったり止んだりの繰り返し。
お店貸し出しの傘をさしてバイキングを楽しむテーブルがほとんどの中
飲んで焼いて笑って食べて、を繰り返す私達のテーブルに傘をさす人はいない。
この半年の事を思い、傘をさしている人達の気持も十分理解出来る。
が、このテーブルではそんな事考えてもいないのか、皆飲んで焼いて笑って食べて・・・。

そして突然降りだした。ゲリラまでとはいかないが、かなり激しい雨。
ようやく傘を差し出す私達。 テーブルから離れ屋根のある店の入り口へ走る人達。
残り時間30分。
それでも10分程度テーブルにいた。
誰もいなくなったビアガーデンの中央辺りのテーブルで
私達はこの状況を結構楽しんでいた、「雨呼んだの誰!?」などと言いながら。
そして一人、私を誘った友人はビールを飲んでいた。

やはり屋根の下へ移動!と決まってからも友人は一人座ってジョッキに残ったビールを飲んでいる。
私は立ち上がり友人の肩に片手を置いて言う。
「私達って勇敢だって思うよ、中でもあなたはヒーローレベルだね!」
左手で親指をあげて返事を見せている様だが右手のジョッキは手放さない。
飲み干して「さぁ、行こう!」と歩きだす友人の後について
誰もいないビアガーデンのホールを歩く私は
何となくヒーローの助手って気分だった。

屋根の下に入り振り向いた友人は言った。「エプロンしてるよ」 
私はまだジンギスカンを食べる為の紙エプロンをしていた。
もちろん、ヒーローはそんなもの、いつの間にか破り捨てていた。
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by mercedes88 | 2011-09-07 12:50 | 日記

何度も飛び込む正解の世界

翻訳が素晴らしい。もちろん原作あっての翻訳なのだけれど・・・。

村上春樹のエッセイでカズオ・イシグロの名前を知った。
新刊が出るたび手に取るも、読む気になれなかった、重そうだから。
「わたしを離さないで」を手にして思った”これって・・・まさか・・・”
そして、やはり本を元の場所に戻した。

4月半ばに映画化された「わたしを離さないで」を劇場で観た。
”まさか・・・”確認のため。

カスオ・イシグロは「サッカー選手のルーニーをイメージして書いた」という男の子。
アンドリュー・ガーフィールドとはかなりタイプが違う、でも作家もかかわった映画とのこと。
満足しているのだろう。

何が正しいのか分からない日々だった4月終わり。
映画を見ながら”やっぱり・・・”と思った。
正しい事がひとつ見つかった。
それだけが目的だったのか、映画の事、あまり覚えていない。
ただキーラ・ナイトレイを見ていて思った。
この人の映画をあまり見た事はないが、この映画での彼女はまるで
あの「ラブ・アクチュアリー」の、彼女に片思いのマークが撮ったビデオの様。
これが彼女の魅力なのだろう。

しばらくして文庫本を購入、何度もあちこちを読み返している。
映画とはやや違うストーリー。
本のストーリーが好きだ。
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by mercedes88 | 2011-09-05 21:26