iPodで音楽を聴く

友達にiPodを買ったと見せたら、さっと手に取って「どんな曲聴いてるの?」と調べ始めた。
実はBBCの番組が1コしか入っていない、と言うと「なんでぇ?音楽入れて聴かないの?」
と言われて白状することになった・・・実は、上手く使いこなせていないのよ・・・。

「ちょっとトリッキーかもね・・・」と言いながらどうするか教えてくれたけれど
その説明がまた「なんだか良く分からない・・・」
どんなものが聴きたいか、頭に浮かんだアルバムタイトル言って。入れてきてあげるから・・・
と言われて
「イヤフォンなんかで聴きたい音楽ってやっぱり
ロジャー・ウォータースの『The pros and cons of hitch hiking』とかピンクフロイドとか・・」
友達が”なんでなの?”という感じで首をかしげたので
「息する時の音や舌の動く音が聞こえて、自分がその場に居る感じが・・・」と、ここまで言って
はたしてそんな音をイヤフォンで聴いて『それが良い』と言っている感覚が
他人に理解出来るか、と急に不安になって途中で話をやめってしまった。
その後、友達の最終アドバイスは「アルバム持ってるでしょう?
じゃそれパソコンに入れてそれをiPodに入れたら?」というものになった。

その日の夜すぐにiPodに音楽を入れた。
その作業が終って友達にメールを入れる。
「今音楽iPodに入れ終わったけれど
これでもう二度とBBCの番組は聴かないだろう・・って気がしてる。
そうなるって分かっていたから今までiPodに音楽を入れていなかったのかもねぇ・・・」

翌朝、朝日が昇る時間に電車の中から眩しい陽を浴びながら
キース・ジャレットの「カントリー」を聴くのはなんだか凄い贅沢な気がした。
春樹ちゃん言う所の”小確幸”というものかな。
私には”中確幸”と言っていいかも知れない。
ドイツの映画「マーサの幸せレシピ」でマーサさんがマリオの運転する車で
朝日を浴びながら姪っ子を迎えに行くシーンでこの曲が流れたけれど
マーサさんの耳に本当にこの曲が聴こえていたら、彼女凄く感激したと思う。

気分良く電車を降りてひと気の無い大通りを歩いていて、ミーハーやっちゃおう、と思う。
iPodを手に聴きたい曲を1曲1曲選んでみた。
「カントリー」の次に聞いたのはトッド・ラングレンの「夢は果てしなく」
どうして急に思い出したのか分からないけれど
初めてアメリカに行った時にレコードを沢山買ったらお店の人が
「いっぱい買ってくれてありがとう。好きなアルバム1枚オマケしちゃうよ」
とサービスしてくれた事が突然浮かんできた。
そのお店の斜め前にあるチャイニーズ・シアターの後ろに泊まったホテルがあるのだけれど
とにかくいっぱい買ってしまったので持ちきれないから
そのお店の数軒先のお店でスーツケースを1コ買ってそれにレコードを入れて持って帰った。
その時オマケで貰ったレコードは「スティーブ・ミラー・バンド」のLPだった。
スティーブ・ミラーさんも”息をする時の音”が曲で聞ける人だった。

ロジャー・ウォータースの「The Pros and cons of the hitch hiking」を聴いていると
やっぱりワクワクドキドキしてしまう。
出来ればこの中の「シュワ シュワ ワァー」と歌っているコーラスのお姉さんの仲間に
何とか加えてもらえないだろうか・・・とか思ってしまうくらい素敵だ。
ピンク・フロイドの「time」の半ばくらいの何秒かのギターを聴くとやっぱり胸が切なくなる。
思うに私はギターの音が好きなんだ、たとえ電気が通っていても・・・。

この秋、古い音楽をiPodで聴きながら過ごすのは中々いいものだ。

追伸
鈴鹿のどら焼きが昨日夕方7時にまだあって久しぶりに食べた。この白アンが嬉しい・・・・。
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by mercedes88 | 2007-10-22 12:37 | 音楽
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